登坂・キムタク着!「ディオール・オム、サンローラン」を手掛けた”エディ・スリマン”とは?

今、メンズファッションのお手本には欠かせない”三代目J Soul Brothersの登坂氏や木村拓哉氏”。

その彼らがよく雑誌等などのメディアで着用しているブランドが「サンローラン」というモード系ハイブランド。

そのブランドのデザイナーはエディ・スリマン。

今のファッション業界で最も影響がある人物といっても過言ではない。今回はエディ・スリマンついてご紹介します!

絶大な支持を受けるエディ・スリマンとは?


出典 potion

エディ・スリマンは1968年にパリで生まれた(2017年、現在48歳)。

子供のころから表現することに対する興味が強く、本を読み、孤独を感じていたという。

11歳の時に、ごく自然に写真を創作の手段として選んだのだという。

その頃のことを回想して、「僕は写真と身体的なつながりを感じていた」と語っている。

洋服作りに関しての専門学校などで教育は受けず独学で学んだ。

服作りは細身な自分でも着られる服を作りたいと思ったのがキッカケだった。

88年、学歴は東大に入学するよりはるかに難関なフランスの名門校グランゼコールを卒業。

学業の面でも秀才っぷりを発揮。その後二年、ルーブル美術学校で美術と歴史を学ぶ。

90年から97年までファッション業で下積み。

97年に転機が、当時エディ・スリマンは無名に近かったが「イヴ・サンローラン」のディレクターに指名される。

その後3年にわたってイヴ・サンローランのメンズライン任される。

98年からはジーンズラインも手がける。

2000年、グッチがイヴ・サンローランを買収しようとした買収劇に巻き込まれブランドから退任。

同年、クリスチャン・ディオールに招かれ、ディオール・オムのディレクターに就任。

スキニーシルエットのブラックスーツ、細身のブラックタイを締めたスタイルは男性のみならず、女性からも高い支持を受けた。

2007年、ディオール オムを退任。

デザイナーを継続しなかった理由としては、自身のブランドの立上げを行いたい、

金銭的な契約の問題で折り合いがつかなかったとなどさまざまな憶測が飛んでいるが事実は判明していない。

その後、自身のブランドの広告フォトも兼任していた位なので、フォトグラファーとしての活動を行う。

2012年、以前ディレクターを務めていたイブ・サンローランからファッション業界に復帰を果たす。

最初のコレクションは2013S/Sコレクションより発表された。

2016年3月、サンローランのクリエイティブ・ディレクターを退任。

2016年秋冬コレクションがラストシーズンとなった。

2017〜、現在は写真家としての活動に専念するようだ。最近ではポートレート作品を発表したばかり。

Dior Homme期


出典 fuyotti

2000年初めは頃は、キャップにダボダボのパンツのヒップホップスタイルが主流だった時代。

「ディオール・オム」のデザイナー、エディ・スリマンが発表したスタイルはシーンに衝撃を与えました。

今見ると当たり前のようなタイトスタイルでしたが、発表当時はそのカッコ良さに衝撃が走りました。

タイトなスキニーを中心としたロックスタイルのアイテムが大人気でした。

特にディオールオム時代、とにかくタイトな作りのアウターやデニムは爆発的な人気を誇り、

他のブランドとは一線を画し、当時学生だった私もものすごい衝撃を受けました。

今となっては定番のスキニーパンツなどの細身スタイルの流れを作ったのではないか。

芸能人、スポーツ選手、スタイリストなど各界に多くのファンがおり、

あのファッション界の帝王カール・ラガーフェルドさえも彼のファンだ。

彼の作る服を着るために100kgあった体重を40kgもダイエットしたという有名な話。

2000年代前半から現在までのモードファッション界を語る上で外せない時代を作ってきたといっても過言ではない。

旋風を巻き起こした彼は、その後ディオールオムというブランドをトップブランドに押し上げ
不動の地位を得ます。
 

Dior Homme セレクトコレクション

2004SS デストロイデニム


出典 fuyotti

2004SSのデストロイデニム。今でもカッコイイ!

エディの作る服はロックを根幹としてデザインしており、その服は10年以上経っても全く遜色を感じない。

当時、キムタクが着用したことで大人気になりオークションでプレミヤ価格で取引されていました。

今現在でも高額で取引されている名作デニム。

 

SAINT LAURENT期


出典 pinterest

やっぱりこのスタイルは殺人的にカッコイイ!上記の画像にエディ・スリマンのスタイルが凝縮している。

Dior Hommeとは少し切り口が違うが、相変わらずのタイトシルエットとロックテイストはそのまま。

時代に逆行しているイメージはあるが、これぞエディ・スリマンとも言えるルックで話題をかっさらった。

ミュージシャンをコレクションやポートレートの被写体に起用するなど、音楽との関わりが深い。

サンローランを着用しているミュージシャンは多数。

 

SAINT LAURENT セレクトコレクション

キムタク着用のダブルライダースジャケット


出典 www.ysl.com

SAINTLAURENT就任後もDior Homme時代から変わらずのタイトシルエットのレザーライダース。

木村拓哉氏など多く著名人が愛用している人気アイテム。

三代目J Soul Brothersの登坂着用!

出典 instagram

三代目J Soul Brothersの登坂広臣は2016年の自身の誕生日にメンバーより、

SAINTLAURENTのライダースをプレゼントされており、自身のInstagramでも紹介している。

登坂氏は他にもリングブーツも頻繁に愛用している。

さいごに

ここまで「エディ・スリマン」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

今、「シュプリーム」などのスケーターブランドブランドが流行っています。

またそれを後押しするような90年代リバイバルファッションブーム。

その流れがファッション全体に波及し、今どのブランドもルーズなスタイルものが増えてきています。

もちろん昔の上下ダボダボなスタイルを踏襲するのではなく、

ボトムスにはスキニーを合わせるというようなメリハリを効かせたスタイリングが流行っています。

「ファッションの流行は繰り返す」とよく聞きますが、それが本当であると実感させられますね。

また数年後、今度はルーズからタイトになっていくのでしょうか。

そして、その流れを作り出すのはエディ・スリマンなのでしょうか。

最近の彼の動向を追ったニューヨーク・タイムズ紙によると、

しばらく写真家としての活動に専念するが、将来的にはファッションデザインを再開する可能性も示唆しているようだ。

次に再開するときは、何度も噂になった自身のブランドを満を持して発表するかもしれません。

自身のブランドじゃなければ、期待を込めて「バルマン」と組んでも面白そうだ。

そんな想像をしながら今後も引き続きエディ・スリマンの動向に目が離せませんね!

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